t-products Architect's Office

2015.02.10

劇場での学び

2月初旬の4日間いわきに行ってワークショップに参加してきました。
会場はいわきの公共ホール、アリオスです。
構想時点から市民や芸術監督が参加してディスカッションした画期的な体制で進んだホールということで、大変興味深いものです。

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劇場という空間や機能を見学、体感できるのは率直にワクワクします。
劇場は公園に面していて地上階と2階のアクセスがありました。

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今回のワークショップは見学だけでなく、運用される実務者の方など劇場に関わるいろいろな立場の方々が参加し、現在の課題をワークショップ形式でディスカッションしていこう、という物でした。
施設見学から始まり、いわき市街探索、企画構想段階から建設までの講義、いま求められる劇場・公共空間のあり方へのディスカッション・プレゼンテーション、演劇ワークショップ等々、4日間ハード面・ソフト面充実の内容です。

子供向けの造形ワークショップは私も企画の方で経験ありますが、今回は演劇系のワークショップもあり、これはより具体的な人と人のコミュニケーションを作るもので、発見がありました。グループディスカッションとプレゼンテーションなど、私のクライアントワーク(通常の設計業務)と状況が違い、ハラハラドキドキしながら頭をフル回転させました。

やはり、時には造形的・機能的な個人の設計作業を離れて、「みんなの場」を、一歩俯瞰した視野からディスカッションするという機会に参加する必要がありますね。今回お会いした全ての方々から、色々な意見や経験を聴けて、かなり触発されました。

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期間中、この劇場では色々な所で多くの高校生を見ました。ホール以外の廊下、ロビーや会議室などで、勉強をしていました。日常的に劇場を行き来する若い人がいるという光景は、単に劇場ということではない開かれた物であることを感じました。

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