t-products Architect's Office

2018.06.30

墨モルタルのストライプ 床暖工事

1階の床が全体的にしましまになっています。



グレーの所が墨モルタル。30㎝間隔に下地材。
この墨モルタルの中に温水チューブが埋め込まれています。



松本の家では、温水床暖の熱を墨モルタルに蓄熱する、効率の良い床暖房システムが採用されました。
昨年の冬、この床暖のショールームでお施主さんも私も体験し、
温水チューブだけでなくてモルタル全体も温まっているので柔らかな温かさでした。
モルタル全体が蓄熱しているので稼働中の運転はほとんど弱運転で消費電力も低く抑えられるそうです。
蓄熱式温水床暖房「HiEco床暖」



このままのストライプ仕上げでも面白そうです。
(仕上げはフローリングです)



サッシも入って、階段の手すりもできています。



吹抜け部分。
内側の断熱材も入って、黒のテープで密閉します。
こちらはアミダくじ模様。



棟梁と電気さん
今回は電気打合せです。



2階の階段ホール
2階の手摺もできてました。



シンプルに軽く見せるために、線材をなるべく細くしました。
掴んで揺らしてみましたが、ほとんど揺れない。安堵です。
鉄骨屋さん有難うございました。



午前中に電気さんと各部の電気配線箇所と間仕切り下地を目視しながら確認しました。
2階天井裏の配線を目下作業中。結構配線ルートは苦労されてました。



階段ホールに一つトップライトがあります。
光の量もかなり取れていて、1階まで光が落ちてました。良かった。



2階の様子。



吹抜けに面した壁は、窓の向こうに窓。



こちらも、窓の向こうに窓、計画です。



今は足場になってますが、ここが吹抜け。



外部は、外断熱のスタイロフォーム(水色の素材)、
その上に透湿防水シート(印字された白いシート)が張られています。



更に通気層を作るために、通気胴縁。
今後は木摺りを貼って左官工事になります。



ブルーの養生シートで分かりにくいですが、
薄目で見ると外観のアウトラインがうっすら見えます。

工事はまだまだ続きます。
皆さま宜しくお願い致します。

2018.06.11

松本の家 上棟式と金物検査

建前から少し経過し、上棟式と金物検査を行いました。



お施主さんがご用意されたお弁当を囲んで、
お施主さん、工務店さん、棟梁、大工さん、構造設計さん、設計の私で会しまして、直会をしました。
お施主さんと棟梁、大工さんの顔合わせとなり、住む人と作る人、一堂に会する事が出来たのは貴重な機会でした。
お弁当のご飯がとても美味しく、他の話も運んで良い会でした。
お施主さん、工務店さん、ご準備有難うございました。

さて、内部は建て方から既に進んでいて、構造合板も建て、ブルーシートの養生もピッチリ行われています。



さて、金物検査。
各必要箇所を構造設計者に確認してもらいました。
金物はこういう形で取り付けられています。↓



お施主さんは内部の状況確認が初めてだったので確認してもらいました。



足場を上がって、



屋根!できてます。



トップライトも納まってる。
そして山並み!



これは軒先の通気です。黒い所が防虫通気材。屋根の中の湿気を逃がす機能があります。



内観も再確認。



お!
ナイス・ポートレート撮れたと思ったのに、
相当なピンボケ写真になってしまいました。修行が足りません。

さてさて、
上棟式です。



社長の祝詞も声麗しく。
安全祈願をお祈りしました。



棟梁が建物の四方に槌を打ち清めます。
この式の作法は、初めて見ました。



今まで守って頂いたアマノウズメノミコトをお清めし、
先ほどの祭壇の所に移って頂きます。



四方に鏡餅を置きます。
つき立てで、未だ柔らかかったです。
南側は、この鏡餅を落とします。下で大工さんが構え、受け取ります。

何かと式次第が興味深いものでした。



役目を終えた、アマノウズメノミコト。
今は、建物に移ってお守りして頂いている様子です。
どうも有難うございました。



皆さまも、どうも有難うございました。
そしてこれからも、宜しくお願い致します。

・・・

(お ま け)



夜の松本城、奇麗にライトアップされてました。

2018.05.31

空にのぼる階段、松本の家の建方



白い空背景に階段がのぼっていきます。
先週は製作図と確認のためにCGモデル作っていたので、まるでCG画面の様だ・・。

この日は、松本の家の建方です。

前日は松本クラフトフェアで、かなりの晴天、日射量・気温でした。
建方当日朝は曇天。むしろ作業的には丁度よい天候です。



現場に向かうとクレーンが目印に。
もう工事は始まっています。



1階の柱が建ってます。



梁を組んで、、



床板合板を吊り上げて、



床合板張って、2階の柱を吊り上げてます。


午前中はここで一区切り。

午後一番に、階段が到着。

今回の工事では、建方と同時に鉄骨階段もクレーン使って設置してしまう段取りです。
内部造作の後に搬入、という工程も今までありましたが、非常に難儀で凄技を必要とするので、
今回は早々に登場です。



CG通りにできている!(良い意味です)



吊りこんで設置まで、かなり一瞬!
あっという間でした。



2階柱を建て(これもあっという間)2階の梁を組もうとしている所。
午後は一時的に青空になったりしました。





高所恐怖症の私としては、気の遠くなる作業です。



17時には2階梁は完了しました。
翌日から小屋合板、垂木と張っていく予定です。



遠くの山並みと小屋組みが重なっています。

・・・・

3時の休憩の時に、躯体内を見せてもらいました。
現段階の内部空間です。



階段がピッチリ納まってます!









吹抜け2か所から光が差しています。



登ってみる







山見えますね。





骨格が見えてきて、
あーー嬉しい。。。

建て方はいつ見ても、見飽きない。ワクワクします。
一応、次の床暖工事や、階段の手すり打合せや諸々もしていたのですが、かぶりつき状態でした。

クレーン作業はこの1日で完了。



皆さま、本当に有難うございました。
今後の作業も宜しくお願い致します。

2018.05.26

プレカット工場、鉄骨階段打合せ、&宿題などなど



建方準備が色々と進んでいます。
今回、木造の建方と同時に、鉄骨階段もクレーンで吊上げて設置してしまおう!という工程になりました。
鉄骨工場に行って打合せしてきました。
近所にプレカット工場もあるということでそちらも確認に。(なかなか効率的な打合せ日でした)

そしてまずは現場に。



この日も晴天!

基礎コンクリートが白くまぶしい!



内側の水色は基礎の断熱材です。
南の庭は広く確保しています。
諸々確認して、次。

鉄骨製作会社と打合せ。
打合せ内容多く、時間が詰まって、かっこいい工場の写真などを残念ながら撮れなかった、、、。
はい、次、
プレカット工場です。



梁の集成材のシールを確認したり、含水率を計器で見たり。
今回の物件の木材はこちら。



冒頭の写真はプレカット機です。



加工されたのはこちら。(これは他の物件の材料です)



さて、鉄骨階段の方は、、、
本体の部材構成、寸法などはこの打合せで確定しました。
製作加工されたものが来週の建方に運びこまれます。
そのあと手摺をつけてから、内部造作という順序なので、実は宿題が手摺。
方針は決まってますが、あとはディテール確認です。
部材サンプルをもらってきました。



今回の手摺はフラットバー(平鋼)で構成します。
フラットバーの小口は6㎜・9㎜・13㎜。小口を見せてシャープに見せたいと思います。



手摺材は握りやすい38㎜幅、握ってイメージ。





宿題、宿題。

上棟はいよいよ来週!
皆様、よろしくお願いいたします。
・ ・ ・
(この打合せは先週のものです。)
(宿題優先なので、日誌がたまっていってます、、。)

2018.04.28

着々と鉄筋検査

松本の家は鉄筋検査となりました。



2週前の更地から、出来てます!ワイヤーフレーム!



北側から。
工事車両停まってますところは、広めに確保された庭エリア。
将来、緑で満たされますように!
快晴でした。



さて検査です。構造設計さんと施工者さん。





スリーブの位置確認。などなど。
にしても、平衡感覚に乏しい私は鉄筋の上を歩くのがド下手、、。



鉄骨階段の基礎。
そしてスケール感も確認。

鉄筋検査は完了しました。
皆さまお疲れ様でした。

その後、工務店さんの会社で、月間工程の確認、納まり打合せなどを行い夕方まで目一杯。
工務店さんの立地の近くに、大信州の蔵元さんがあって、色々聞いていたら、
美味しい夕飯と信州のお酒を頂いてしましました。大信州の稲光、閑雲野鶴、美味しかったです。
地鎮祭でお施主さんがお持ちになった奉献酒の高天もとても美味しかった。
色々とどうも有難うございました。

翌日お施主さんと現場に行き、着々とした進行を確認しました。
今後とも宜しくお願いいたします。

2018.04.16

松本の家 地鎮祭



4月中旬、松本の家が地鎮祭となりました。

今回の地鎮祭は、今まで私が経験した方法とちょっと違って、アマノウズメノミコトが登場しました。
「天鈿女命」「天宇受売命」コトバンクに聞いてみよう。
~日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天(あま)の岩屋に隠れた際、その前で踊り、大神を誘い出した女神。天孫降臨に五伴緒神(いつとものおのかみ)として従い、天の八衢(やちまた)にいた猿田彦神に道案内をさせた。猿女君(さるめのきみ)の祖神。~(byデジタル大辞泉)

なるほど、。施工会社の社長さんにもう一回、詳しく謂れを聞かなくては。。
鬼門の方角に柱を建てて、この神様に宿ってもらい、工事中の安全を見守ってもらうそうです。



お供え物。
春ですね、筍。



そして笛の音。
神様を神楽で呼ぶ感じでしょうか。
少しユーモアを感じる地鎮祭です。



敷地の北側に祭壇。北東に柱(写真の右奥)
周辺は住宅地です。



柱には、建て主さんのお名前、施工会社の名前、設計事務所の名前が記されています。
どうぞ工事関係者皆さま、安全な工事となりますように。良い家になりますように。
この後、お施主さんの奉献酒で乾杯。美味しいお酒でした。



式後、四隅の榊、ではなくこちらでは「ソヨゴ」を集め、柱にまとめます。上棟までの間はここで見守ってもらい、上棟後は棟に移動するそうです。



敷地全体です。
ブルーのテープのラインが大体の建物配置です。
お施主さんと大体の配置、室内のシミュレーションを確認しました。

近隣挨拶、打合せなど午後もフルメニューでお施主さん・工務店さん・設計の3者で行い、日暮れまで。
皆さんお疲れ様でした。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

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