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2015.07.29

ストローベイル ワークショップ

6月のことですが面白いワークショップに行ってきました。
ストローベイルとは、藁のブロックのことです。
建築家 大岩剛一さんがこの藁ブロックを使ったわらの家「ストローベイルハウス」の建築に取りくまれています。
ご縁あってお知らせを頂き、その藁積みと土壁塗りのワークショップに参加してきました。

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上の写真は、善了寺の「聞思堂」。3年前に「ストローベイル」で建てられたお堂です。
そして今回の会場は、聞思堂の左隣り、工事用ネットの張ってある工事現場です。
今度は善了寺の本堂を「ストローベイル」で作るという事でした。

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現場の内部はこのような風景でした。藁がもっさもっっさと、、。
一瞬で大量の藁の塊が目に飛び込んで来ましたが、
よく見ると外壁側にはちゃんと積まれた藁ブロック(写真上)、
中央には未だ積まれていない藁ブロック(写真下)、という風景でした。

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藁ブロックは、厚み30cm位・幅90cm位・高さ40cm位でした。
構造の柱の内側の下地材の間に、隙間無く積んでいきます。

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上から、カケヤなどで叩き、下の藁ブロックと、上の藁ブロックの藁同士を絡ませる様に密着させます。
落ちない様にヒモで止めます。

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壁が藁ブロックでふさがれてきました。

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これが、まさに一つ一つの「積み重ね」です。ちょっと寸法が違ったら調整し、ブロックの上下というものも在るし、一生懸命叩いて詰めたと思ったら、ヒモをまわすのを忘れて縛れなかったり、。
オリエンテーションで住職さんは「焦らないで一つづつ丁寧に」とおっしゃってましたが、これは具体的にこの工法の合理的な道筋です。焦って間違えたら振り出しに戻ります。

さて外側です。
外壁の積み上がった所から、土壁の下塗りをします。
その土は、、、

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足で踏んでこねます、、、、。

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外側から見た、藁ブロックが積まれた外壁。
ここに土を塗るのですが、、、

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これが、なかなか藁に食いつかないのです。
私が一生懸命に手で押し均そうとしても、指と一緒に動いてしまう。
「投げつけるといい」という経験者の教えを頂き、やっと藁に食いついたのでした。
的を外して、顔にも服にも構造材にも下手の痕跡を残しましたが。

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この方は、鏝使いも本当に上手かったです。

さて、今度は内側です。

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白熱の現場

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私も含めて参加者の皆さん土を触ると何かが変わります。
ここまでは下塗りで、本職の職人さんが最終的に仕上げてくれます。

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さて改めて善了寺の「聞思堂」。
ゆったりとした曲面、しっかりとした密実感。
緩やかな土の壁は小屋組の材木とのコントラストで新しい造形となっています。

一般の人も、希有な工事の職人さんも、色々な人が関わって造られる工程は、
現在の工事現場ではなかなか在り難い状況です。
この地に根ざしたお堂の完成が待ち遠しいです。
参加させて頂き、どうも有り難うございました。

工事の様子はこちらからも見る事ができます。
善了寺新本堂ページ

大岩剛一先生の「スローデザイン研究会」ホームページ

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